流域連携基金事業:実施状況

水郷ひたの森づくり

日田市では、豊かな森林と豊富な水に恵まれた筑後川の水源地域を市民の財産として次の世代を担う子どもたちに引き継いでいくため、水環境の保全・保護の取り組みを推進しています。福岡都市圏住民も、森林の役割や森林を守り育てることの大切さを理解するため、日田市主催の「市民参加の森づくり大会」(平成29年度は大分県が主催する「豊かな国の森づくり」との共同開催)に参加しました。当日は、心配された雨も降ることなく、天気にも恵まれた一日となりました。

【実施日】
平成29年11月18日(土)
【場 所】
日田市 萩尾公園(植樹会場) 豆田町(散策)
【参加者】
福岡都市圏49名(福岡市44名、筑紫地域3名、糸島市2名)

水郷ひたの森づくり
水郷ひたの森づくり

福岡都市圏や日田市、久留米市からの参加者約600名が、大会会場の萩尾公園に集まりました。開会式では、広瀬大分県知事や原田日田市長の歓迎の挨拶があり、みどりの少年団からメッセージが読み上げられました。苗木と植樹方法の説明を受けたあと、それぞれ用意された鋤を持って山に入り、植樹作業を行いました。「ケヤキ」「ヤマモミジ」「ヤマザクラ」など9種類の苗木を合計で1600本植えました。

水郷ひたの森づくり
水郷ひたの森づくり

植樹場所は、傾斜が大きい場所で、前日まで降った雨の影響で足場が悪いところがあったり、掘っても木の根が出てきたり、まっすぐ植えられたか心配になりましたが、それでもみんなで協力して植えて、とてもいい経験になりました。

水郷ひたの森づくり
水郷ひたの森づくり

昼食は、地元の人たちが作ったおにぎりと温かいだんご汁がふるまわれました。また、シシ肉とシイタケの試食コーナーもあり、長い列ができていました。

水郷ひたの森づくり
水郷ひたの森づくり
水郷ひたの森づくり

植樹大会終了後、午後から豆田町の散策を行いました。それぞれ思い思いに豆田町を散策し、老舗の味を求めたり、歴史の町の風情に触れました。

ぜひ豆田町に遊びに行ってみてください!→ http://www.hita-mameda.jp/

水郷ひたの森づくり

アンケートから

  • こういう取組活動が水源を守るだけではなく土砂崩れを防ぐ事にも繋がっている。とても大切な活動と認識できた。
  • かわいい苗木を山の斜面に植えようとするだけでも大変だから、育てる過程はもっと大変なんだろうと感じた。今回、一緒に参加した子どもが、大きくなっていった時に自然の大切さや自然を守り育ててくれている人が居て、そして自分達が安全に豊かに暮らせているのだという事を忘れずにいてくれるのではないかと思えた体験でした。