令和7年度 実施報告

 福岡都市圏共通の水源地域である日田市にて、福岡都市圏と日田市の高校生・大学生が日田市前津江町地域活性化センター周辺の森林での枝打ち作業や、日田市の高校生による講話、大山ダムの見学などを行いました。
 当日はあいにくの雨天となりましたが、無事に事業を実施することができました。  また、昼食のバーベキューなどを通して参加者同士が交流し、親睦を深めました。

開催日

令和7年9月20日(土)

開催場所

大分県日田市前津江町・大山町

参加者

福岡都市圏(高校生・大学生・引率教諭)34名/日田市(高校生)7名 合計41名

事業の様子

(1)枝打ち体験

 前津江町地域活性化センター周辺の市有林にて、森林保全活動の一環として、枝打ち体験を行いました。
 初めてのこぎりを使用する参加者も多く、小雨で足場の悪い中、日田市の高校生や職員からレクチャーを受けながら、みんなで木の枝を切る作業を行いました。
 枝打ち作業により森を綺麗にし、筑後川の水質改善や水源地域の土砂災害防止につながることなど、森林保全活動の大切さについて学ぶことができました。

(2)講話・食事交流会

 日田市前津江町地域活性化センター内で、日田市の高校生や職員から森林の役割等について講話をしていただきました。福岡都市圏の参加者の真剣に聞いている様子が印象的でした。
 その後は福岡都市圏と日田市の参加者みんなで前津江町産の美味しい食材を使ったバーベキューを行いました。枝打ち作業でお腹を空かせた参加者が何度もおかわりに行くなど、大満足の様子でした。昼食交流会では、参加者の笑顔があふれ、和気あいあいとした雰囲気の中で、福岡都市圏と日田市の住民の親睦が深まりました。

(3)大山ダム見学

 福岡都市圏共通の水源ダムである「大山ダム」へ見学に行きました。
 ダム管理所職員によりダムの役割や構造について説明を受けた後、ダムの施設見学を行いました。約90メートルの高さがあるダムの施設内を実際に階段で降りていき、参加者・スタッフともにダムの高さを実感しました。
 見学を通して、私たちが普段何気なく使う水の「源」を感じることができました。

参加者アンケートより

○水道水の約3分の1は筑後川からきていることを初めて知った。
○実際に水や山に触れることで壮大さとありがたさが身にしみてわかりました。また、ダムを管理している方や、林業をしている方がいることで、私たちはきれいな水を使うことができていると改めて実感しました。
○限りある資源であることを知ったので、水を大切に使おうと思います。