平成30年度 実施報告

水の姉妹校交流事業

「水」でつながっている福岡都市圏の小学校と筑後川流域の小学校が、一緒に「水」に関する交流・学習を行いながら「水の大切さ」や「森を守り育てることの大切さ」を学び、福岡都市圏と筑後川流域の将来にわたる「相互理解」の促進につなげています。

■ 福岡市立堅粕小学校(175名[うち4〜6年生76人])/日田市立前津江小学校(27名)

【交流日】 ①平成30年7月13日(金)/②平成30年9月5日(水)

①堅粕小の4~6年生は、日田市前津江で前津江小の全校生徒と一緒に、梅木川でヤマメの放流やシオジ原生林の散策など、筑後川の水源地の自然を学びながら、地元の浦和太鼓も体験するなど交流を深めることができました。

②前津江小の全校生徒は、堅粕小を訪れ、ワークショップ形式により自分たちが使った水はどこへどのように行くのかをみんなで学びました。その後は給食を通じてさらに交流を深めることができました。

■ 福岡市立北崎小学校/朝倉市立秋月小学校

【交流日】 ①平成30年7月24日(火)/②平成30年11月22日(木)

①両校の6年生は、朝倉市の秋月で、秋月城下の探索や紙すきを体験し、山里の水の文化を中心に交流しました。同じ日に5年生は福岡市の北崎で、海釣り公園での魚釣りや海辺でのシュノーケリングの体験学習、海洋環境について学習し交流を深めることができました。

②両校の4年生は、朝倉市のあまぎ水の文化村で合流し、寺内ダムの見学などを通して、水や自然の恩恵について学習しながら交流を深めることができました。

■ 福岡市立春住小学校/朝倉市立三奈木小学校

【交流日】 ①平成30年8月27日(月)/②平成30年11月19日(月)

①春住小の4年生が、三奈木小でレクリエーションや学校の敷地内に流れている小川の散策を行いながら、朝倉の自然や水の豊かさを学んだ後、江川ダムを見学するなど交流を深めました。

②三奈木小の4年生が、春住小で、水に関する取り組みをみんなで一緒に勉強した後、まみずピアや御笠川浄化センターなどを見学し交流を深めることができました。

■ 久山町立久原小学校/朝倉市立福田小学校

【交流日】 ①平成30年7月3日(火)/②平成30年10月13日(火)

①久原小の4年生が福田小で、学校紹介やレクリエーションで交流会を深めた後、全員で寺内ダムや平成29年7月九州北部豪雨で被害を受けた朝倉市志波小学校を見学しました。

②福田小の4年生が、久原小で水に関する学習の実践発表と意見や質問で相互交流を行い、「久原地区案山子まつり」見学や「まみずピア」の見学(福田小のみ)を行いました。
互いの地域を紹介しあうことで自分の住む街への理解が深まり、愛着を持つことができました。

わたしは、一学きの交流と二学きの交流を通して水について、くわしく知ることができました。交流会では水は生活に欠かせないけど、ときには、命にかかわる危険があるということをあらためて知ることができました。
二回目の交流では、福田小学校のお友達と久山町のこと、学んだことを教えてくれたのでよかったです。  (久原小学校 四年 鈴木)

わたしは、福田小学校の友達と交流していろいろなことを学びました。福田小学校の発表を聞いて三連水車は何百年も前からできていることを新しく知りました。福田小学校のお友達のおじいちゃんはバナナを育てていると聞きました。自分の発表は、とてもきんちょうしました。でも、まちがえずに大きな声でセリフを言えたのでよかったです。わたしはこれから、水を大切にし、むだづかいなどせずに水をつかい、せっ水などもしていけるといいなと思いました。  (久原小学校 四年 渡橋)