ありがとう筑後川
森林の働きには、他にどんなものがあるの?
~森林の多面的機能・公益的機能~
森林の働きには、水源かん養機能の他にもたくさんあります。
地球温暖化防止
木は生長するために太陽の光を浴びて光合成を行います。葉から温室効果ガスの一つである二酸化炭素(CO2)を吸収して酸素(O2)を吐き出し、地球の温暖化を防ぎます。
気候をやわらげる
気温の上昇を抑えたり、空気の乾燥を防ぎます。
空気をきれいにする
有害物質を含む塵(ちり)などを吸収し徐々に分解していきます。
生物多様性の保全
いろいろな生き物の生息環境を守ります。
土砂流出防止
木の根がしっかり張って、山崩れを防ぎます。森林内は落ち葉・かん木・草などによって地表が覆われているため、雨による土壌(どじょう)の浸食(しんしょく)や流出が抑えられます。
木材等の生産
暮らしに必要な木材を繰り返し生産できます。
保健・レクリエーション機能
人々に安らぎを与え心身をリフレッシュさせるなど、癒しの効果があります。
落ち葉の養分が川から海に流れ込み、海生生物を育てます。森と海は川でつながっていて、魚にとって森は命の源となっています。
~ 森は海の恋人(畠山重篤さんの言葉)~