流域連携基金事業:実施状況

“椿ヶ鼻”水源の森づくり事業

福岡都市圏共通の水源地域にある日田市にて、大山ダムの見学とスノーピーク奥日田キャンプフィールド周辺の森林にて枝打ち作業などを行いました。当日は、朝から天気にも恵まれ、好天のもと、ダム見学や森林保全体験を行うことができました。
また、今年も福岡都市圏に住む高校生だけでなく、日田市に住む高校生も参加し、作業等を通して、お互いに交流を深めることもできました。

【実施日】

令和元年10月5日(土)

【場 所】

日田市(大山ダム、スノーピーク奥日田キャンプフィールド)

【参加者】

福岡都市圏(高校生37名)、日田市(高校生11名)、引率者各1名

大山ダム

まずは、日田市大山町にある大山ダムの施設見学を行いました。ダム見学は、日田市の高校生を含めて、参加者のほとんどが初めての体験でした。ダムの構造や役割について説明を受けダム内部の見学を行いました。

枝打ち体験

日田市前津江町に移動し、森林の保全活動の一つである枝打ち作業を体験しました。
手入れのされていない森には、切り倒されただけの状態になっている木々がたくさんあります。その木々は、枝の切り落としもされておらず、地面に接する面が少ないため、土に還るまでに多くの時間がかかります。そこで、今回は、切り倒されたままになっている木々が土に還りやすくするための作業として、倒木の枝を切り落とし、地面につける作業を参加者全員で行いました。初めてのこぎりを使用する参加者もいたなか、みんなで枝をどんどん切っていき、あっという間に、倒れていた木の枝はなくなり、木が地面についていました。また、枝がなくなったことで、森の見通しが良くなり、歩きやすくなっていました。作業をしたことで、目的であった木々を土に還りやすくすることだけでなく、森を綺麗にすることにもつながるということを学ぶことができ、森林の保全活動の重要性や大変さが実感できた貴重な体験となりました。

バーベキュー交流会

スノーピーク奥日田キャンプフィールドに移動し、班ごとに分かれてバーベキュー交流会を行いました。作業後のバーベキューは、とてもおいしく参加者全員がより一層交流を深めることができました。

参加者アンケートより

○林業として木を切る作業をしたが、日々きれいな水を生み出すことにつながっている作業だと思うと、感慨
   深かった。森を作る・守ることは、大事なことなんだと知ることができてよかった。
○森の状況が飲み水にも影響するとは知らなかった。自然を大切にしたいと思った。